英会話

英会話を始めるのによい時期。どのタイミングでスタートすればよいのか

英会話を始めるのに適した時期はいつなのだろうか。その答えはいまである。英会話にかぎった話ではないが、ものごとに習熟するのには時間がかかる。生まれてすぐに歩き出す赤ちゃんはいないし(お釈迦さまはこのかぎりではない)、いきなりエンストせずにマニュアル車に乗れる人もいない(私はいまだに公道上でエンストする)。

そして、人生の時間はかぎられている。ひとつのことに上達するのには時間がかかり、時間はかぎられている。あなたが有限資産である時間を、人生でもっとも多く持っているのがいまなのである。それゆえ、いまこそが英会話をスタートすべきタイミングということになる。

とはいえ現代人は多忙である。あなたも、忙しい合間をぬって英会話を始めたいと考えているかもしれない。そこで、もし選べるのであれば仕事の閑散期にスタートするのが望ましい。当然ながら仕事が忙しいと、それを言い訳にして毎日の英会話をサボりやすくなるからだ。

自分自身にサボる口実を与えないために、なるべく暇な時期にスタートするのがベストといえる。

なぜ日本人は、英語を話せるようにならないのか。理由は2つあると考える。

1つは大昔に人間が獲得した怠けるという性質。もう1つは日本独特の社会文化に起因する。

前者は、日本列島がまだ朝鮮半島と地続きであった時代にさかのぼる。人々は狩猟採集してくらしていた。その日暮らしで、食料が確実に手に入るという保障はない。そうすると、あてもなく新しいことに手を出すのではなく、慣れ親しんだテリトリーを中心になるべくエネルギーを消費しない生活を営むことになる。命をリスクにさらす新しいことには手を出さず同じことを繰り返す、つまり怠けるという性質が獲得されたと考える。

後者は失敗を許さない日本のハラキリ文化だ。日本人は失敗をとても恐れる。取り返しのつかない過ちを犯せば死んでお詫びをする、という文化なのだ。自衛隊に思いが通じなかった三島由紀夫は割腹したし、不祥事があると組織のトップのクビが飛ぶ。そんな社会では、人は保守化する。失敗を恐れ周囲の様子をうかがう。ムラ社会である。

このように、ただでさえ新しいことをするにはエネルギーが必要なうえに、失敗を恐れるマインドが我々にはプリインストールされている。

この前提に立ち、英会話を身につけるためには、失敗を恐れサボりたがりのあなた自身に打ち克つための工夫が必要なのだ。何かを始めようとするとき、絶対に続けてやるぞ、と意気込む情熱は尊い。しかし、その情熱ははかないものなのだ。継続するためには習慣化が必要で、習慣化するには、やらずにはいられない仕組み化が大切だ。

英会話を始めるのに適したタイミングは、選べるのであれば忙しくない時期。常に忙しいというのであれば、いまである。