リスニング

ビートルズのレット・イット・ビーから英語を学ぶ

ビートルズはイギリスのリヴァプール出身の4人組のロックバンドだ。1960年代に登場し、数多くの名曲を残した偉大なロックバンドだ。来日してコンサートを開いた際は、熱狂的なファンの中に興奮のあまり失神してしまった人もいたほどの人気ぶりを誇った。
そんな大人気のロックバンド、ビートルズが残した不朽の名曲、レット・イット・ビーを使って英語を学んでみたい。

かんたんな英語で書かれた歌詞で意味を理解しやすい

多くの名曲がそうであるように、レット・イット・ビーもかんたんな英語でわかりやすく書かれているのが特徴である。歌い出しは、困難に直面した時、なんとかなるさと口ずさむ、というものだ。なすがままに、という日本語は、タイトルのレット・イット・ビーに対応している。レットは、対象に何かをさせるという場合に使う使役の助動詞である。イットは、この場合はものごとそのものを指している。ビーは、なるという意味の動詞だ。つまり、困難なものごとを、なるがままにさせておけ、という意味になる。
このような書き方をすると少し難しいような気になるが、実際は高校生レベルの英語で理解できるやさしい歌詞になっている。

歌詞を調べることで英語文化について理解を深めることができる

歌い出し部分で、母メアリーが私のところに来る、という歌詞がある。なぜこのような歌詞が書かれたのか想像してみるのも興味深いだろう。ビートルズの出身地のイギリスはキリスト教カトリックのお国柄であり、悩んでいるところにマリア様がやってきて、知恵あることばを授けてくれる、ということを歌っているのだ。
このように、歌詞が書かれた背景を調べることによって、その当時のビートルズをとりまく文化的、社会的な環境がわかることも多く、英語についての理解も深まっていくのだ。

文法も動名詞が使われるなど高校生レベルで理解しやすい

レット・イット・ビーのよいところは、高校レベルの文法がたくさん使われていることである。mother mary comes to me, speaking words of wisdomの、スピーキングの部分は、動名詞という文法が使われている。
知恵あることばを話しながら、という訳のながらという部分にあたる。ある行為をしながら別のことをする、という状況を表現したい場合、文章をコンマで区切り、コンマのあとに動詞にingを付け加えて動名詞にすることで、しながら、という並列の意味を与えることができるの。

頭に残りやすいメロディ

レット・イット・ビーを学習に使うことのメリットは、メロディが頭に残りやすい点も挙げられる。テンポもゆったりとしていて、落ち着いた気持ちで口ずさむことができるので、英語を学習しようと考えている場合にも有効だ。

ポジティブシンキングにさせてくれる明るい歌詞

なすがままにしていれば、なんとかなるさ、というようなニュアンスの歌詞を口ずさんでいると、実際なんとかなったりするものである。そんなポジティブシンキングにさせてくれるような不思議なパワーがこの曲にはあるのだ。

まとめ

ビートルズの楽曲、レット・イット・ビーは、高校の教科書レベルの英語が使われている名曲である。曲を聞き取りながら口ずさむシャドーイングをしてみたり、使われている動名詞の意味を調べたりすることによって、少しずつ着実に英語のレベルを上げていくことが可能になってくる。歌詞の意味を調べることによって、当時のビートルズをとりまく文化や社会的な環境についても学ぶことができて、英語圏の社会や文化を理解することの手助けにもなる。ポジティブシンキングさせてくれる歌詞も明るくてよい。ついつい口ずさみたくなる名曲で、英語を学習してみよう。